阪神藤浪1安打完封、巨人交流戦首位、日ハム中田逆転満塁弾…2日のプロ野球

西武高橋光は2戦連続完投&熊代が“代打インタ”、ロッテ大勝、SB今宮200犠打

 プロ野球は各地でセ・パ交流戦6試合が行われ、阪神の藤浪が楽天を相手に1安打完封。3-0で勝利した。藤浪は4月12日以来の4勝目。100球で9回を投げ切った。西岡が戦列復帰し、「2番・DH」でヒットを放った。

 巨人は坂本の11号ソロなどが飛び出し、オリックスを3タテ。4-2で勝利した。先発大竹が今季初勝利。澤村がリーグトップの15セーブ目を挙げた。1カードが終わり、唯一の3連勝で交流戦首位に立った。オリックスは拙守が響いた。

 西武は先発の高橋光が9回1失点で完投勝利。4-1でDeNAを下した。高橋光は自身3連勝。最後は筒香の打球を足に当ててしまい、お立ち台に姿を見せることができなかったが、前代未聞の“代打インタビュー”で熊代がお立ち台に上がり、爆笑を誘った。

 ソフトバンクは6-2で中日を破った。1点ビハインドの初回、1死満塁から長谷川が右前へ2点タイムリー。一、三塁から松田の左犠飛で1点を加えた。4回には今宮の5号ソロが飛び出すなど、効果的に加点した。今宮は200犠打を記録。先発・中田は6回2安打2失点で昨年9月19日のロッテ戦以来の白星。中日は藤井、ナニータに本塁打が出たが、バルデスが4回4失点と精彩を欠いた。

 ロッテは今季最多の19安打で13点を奪い、セ・リーグ首位の広島を圧倒した。0-2の2回、高浜の2点タイムリーで同点。清田の5号2ランで勝ち越し。3回には井口の左前適時打などで4点を奪った。先発の二木は7回4失点も大量援護に守られて3勝目。広島は先発の九里が2回0/3を投げて8失点KOされた。2位の巨人が勝利したため、ゲーム差は1.5となった。

 日本ハムは8-6でヤクルトに逆転勝利。シーソーゲームを制した。3-6と3点ビハインドの6回、日本ハムの中田翔が10号逆転満塁本塁打。9回を増井が締めた。ヤクルトは山田が広い札幌ドームに17号3ランのアーチを描いたが、空砲に終わった

【交流戦】
◇ソフトバンク 6-2 中日(ヤフオクドーム)
勝 中田(1勝1敗)
敗 バルデス(1勝1敗)
HR【ソ】今宮5号【中】藤井1号、ナニータ4号

◇オリックス 2-4 巨人(京セラドーム)
勝 大竹寛(1勝1敗)
敗 金子千尋(3勝4敗)
S 澤村(3勝0敗15セーブ)
HR【巨】坂本11号

◇西武 4-1 DeNA(西武プリンス)
勝 高橋光(3勝1敗)
敗 井納(4勝5敗)

◇楽天 0-3 阪神(Koboスタ宮城)
勝 藤浪(4勝2敗)
敗 美馬(4勝2敗)
HR【神】鳥谷5号

◇日本ハム 8-6 ヤクルト(札幌ドーム)
勝 高梨(2勝2敗)
敗 秋吉(3勝3敗)
S 増井(2勝2敗9セーブ)
HR【日】中田10号【ヤ】山田17号

◇ロッテ 13-4 広島(QVCマリン)
勝 二木(3勝5敗)
敗 九里(1勝2敗)
HR【ロ】清田5号【広】新井3号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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