走攻守で魅せたイチローに称賛の嵐「史上最高」「時計を巻き戻した」

今季8度目マルチで歴代安打数は単独31位浮上、日米700盗塁にも到達

 マーリンズのイチロー外野手が2日(日本時間3日)の本拠地パイレーツ戦で2試合ぶりにスタメン出場し、走攻守で大車輪の活躍を見せた。今季8度目のマルチ安打を放つと、守備では満塁のピンチを救う好守を披露。さらに今季3個目の盗塁を成功させ、日米通算700盗塁に到達した42歳について、球団や地元番記者などは公式ツイッターで「史上最高」「時計を巻き戻した」と絶賛。SNSはイチロー祭りとなった。マーリンズは延長12回に4-3とサヨナラ勝ちし、3連勝を飾った。

「1番・センター」で先発した42歳が魅せた。初回の第1打席は相手先発右腕ニカシオの前にセカンドゴロに倒れたが、直後の2回の守備では2死満塁の大ピンチで右中間への浅いライナーに華麗なスライディングキャッチを見せる。

 すると、マーリンズ公式ツイッターは「彼はまだ健在だ! イチローが美しいスライディングキャッチで、2回の危機を乗り切る」と速報。地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」のアナウンサー、クレイグ・ミネルビーニ氏はツイッターで「何てスライディングキャッチだ! 未来の殿堂入り選手、イチローが満塁で2、3失点を救った」とレポートした。MLB公式ツイッターも「止まらない、イチロー」とこの美技を動画を紹介した。

 1点リードで迎えた3回先頭の第2打席ではショート後方に落ちる安打を記録。これで球団発表の記録でサム・クロフォードの2963安打を抜いて歴代単独31位に浮上すると、ミネルビーニ氏は「MLB公式とは異なるけれど、イチロー(知らない人へ、未来の殿堂入り選手です)は2964安打で31位に」と速報した。

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