Aロッドが緊急引退 13日レイズ戦が現役最後、700号目前も「こだわらない」

17年まで契約残るも22年のキャリアに幕、スペシャルアドバイザー兼インストラクターに就任

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が7日(日本時間8日未明)にヤンキースタジアムで記者会見を開き、12日(同13日)レイズ戦限りで現役を引退することを発表した。今後はしばらく休養を取った後で、スペシャルアドバイザー兼インストラクターとして球団に残り、マイナーリーグを巡回しながら若手選手の育成にあたる。契約は2017年末まで。来季スプリングトレーニングにもスペシャルインストラクターとして参加する。

 8月3日から数回にわたり、オーナーのハル・スタインブレナー氏と話し合いを持ったというA・ロッドは「まだプレーできると思うし、もう1本(ヒットを)打てるとも思うが、チームが勝つことが最大の目的」と話し、後進の育成に力を貸してほしい、というオーナーの申し出を受けたという。

「今日は辛い日だ。私は野球が大好きで、このチームが大好きだ。でも、今日は双方に別れを告げることになった」と涙で言葉に詰まらせた。「自宅で映像を見ている母、そして2人の娘たち、長い間ずっとサポートしてくれてありがとう」と言うと、しばらく言葉が続かなかった。

 通算700号の大記録まで残り4本だったが「とても楽しい時間を過ごせた。そこにはこだわらない」と話し、清々しい笑顔を浮かべた。出場機会に恵まれなかった最近1ヵ月は「とても辛かった。楽しくなかったし、恥ずかしかったし、気まずくもあった。こういった解決法を見つけられたことは幸せに思う」と振り返った。

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