イチローとA・ロッド、シアトルでデビューした2人の明暗

3000安打で殿堂当確のイチロー、実績十分も殿堂疑問のA・ロッドを米紙が比較

 8月7日(日本時間8日)、メジャーでは2つの大きなニュースが駆け巡った。1つはマーリンズのイチローが通算3000安打に達成したこと。そして、もう1つはA・ロッドことヤンキースのアレックス・ロドリゲスが引退を発表したこと。ともに殿堂入りにふさわしい成績を残す両者は、マリナーズでデビューした共通点を持つ。だが、この日のニュースは実に対照的なものだった。米主要紙「ニューヨーク・タイムス」電子版では「イチローの栄光、そしてA・ロッドの終焉」と題した編集コラムを掲載している。

 7日のロッキーズ戦で三塁打を放ち、3000安打の金字塔に達したイチローは、敵地ながらスタンディングオベーションを受け、チームメイトから心温まる祝福も受けた。殿堂入りを確実にした一打が生まれる数時間前、ニューヨークではA・ロッドが引退を発表。だが、記事では会見場の様子を「彼(A・ロッド)以外に涙目になった人はなく、本当に別れを告げていると言っても、ほとんどの人が信用しなかった」とし、実は白々とした会見だったことを明かしている。

 会見では、ヤンキースのキャッシュマンGMが「彼は得るべきものは全て手に入れる」と残りの契約金が支払われることを保証したが、記事では“言葉の裏側”を分析。「チームは彼を追い出すために金を払う」「数字上は殿堂にふさわしい功績が、いかに汚されたものか、スポーツライターたちの格好のネタになる」といったネガティブな意味も含まれていただろうとしている。

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