引退のAロッドに惜別コメント続々 ジーターが忘れられない2つの思い出とは

13日に引退試合に臨んだAロッド、元監督&「コア4」らからコメント寄せられる

 現役引退を電撃発表したアレックス・ロドリゲス内野手に惜別のコメントが続々と寄せられている。同選手は7日(日本時間8日)にヤンキースタジアムで記者会見を開き、現役引退とスペシャルアドバイザー兼インストラクター就任の意向を表明。12日(日本時間13日)には、現役最後の試合として位置付けたレイズ戦に「3番・指名打者」で出場した。

 その引退試合当時、ヤンキースは元監督や元チームメイトたちのコメントを発表した。2014年、一足先に引退したデレク・ジーター氏はお互いが若かりし時代に交わした会話を回顧。2009年に共に成し遂げたワールドシリーズ制覇を感慨深げに振り返っている。また、ジョー・トーリ元監督らからは練習に取り組む姿勢等を称賛する声も上がった。

 以下にコメントを紹介したい。

○ジョー・トーリ(元ヤンキース監督、現MLBチーフ・ベースボール・オフィサー)

「アレックスは練習の虫であり、野球の純粋なファンであり、素晴らしい能力の持ち主だった。一緒に戦った時は、いつであれ野球が彼にとって一番大事なものであると知っていた。野球はある時、我々みんなに教えを授けてくれる。ここ2年間の自分の振る舞い方に対して、彼は誇りを持つべきだと思う。今後アレックスとご家族が幸せであることを祈りたい」

○デレク・ジーター

「私は22年にわたり、アレックスと対戦し、共に戦い、遠くからその姿を見てきたが、私にとってハッキリと印象に残っていることが2つある。私たちが若い頃に交わした会話――メジャーレベルでプレーする機会を得て、何とかそこで食らいついていきたいと話したこと、そして、2009年に一緒に世界一を獲得したことだ。あの年は、チームにいた誰もがいい思い出として心にしまっている。

 アレックスが毎日どれだけの時間、努力、練習を野球に注ぎ込んできたかは、みんなには理解できないだろう。彼は野球に生き、野球と共に呼吸している。グラウンドにいられないことは、彼にとって辛いことだろう。でも、これからも野球界にいろいろな貢献をしてくれるはずだ。おめでとう、アレックス」

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