岩隈久志、田中と投げ合い2017年契約更新へ あと5イニングで自動更新

今季の投球回は157イニング、更新条件の162イニングは目前

 24日(日本時間25日)本拠地でのヤンキース戦で、楽天で同僚だった田中将大と投げ合うマリナーズ岩隈久志。この試合は、元楽天のエース対決というだけではなく、岩隈にとって来季に関わる大事な一戦となりそうだ。地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版では「イワクマ、2017年契約獲得間近」という記事を掲載している。

 昨オフにフリーエージェント(FA)となった岩隈はマリナーズと再契約したが、フィジカル検査の結果を受けて、2016年の1年契約に2017年と2018年の自動更新オプションが付く形となった。来季2017年の契約は1年1400万ドル(約14億500万円)で、自動更新の条件は今季の投球回数が162イニングを超えることだった。今季25試合に先発した右腕は、これまで157イニングで登板。あと5回で契約は自動更新となる。

 エース右腕ヘルナンデスが故障者リスト入りした今季は、岩隈が先発ローテの中心となり、チームを牽引している。記事によれば、14勝8敗、防御率3.78の成績を誇る右腕について、サービス監督は「彼がいなかったら、チームがどんな状態だったかわからない。(岩隈の安定感ある投球を)繰り返し注視しても『どうやったらできるんだ?』と考えてしまうが、彼は投球術を知っている。持ち球の4球種は、おそらく平均的な玉だけど、それをうまく配球しながら、球の出どころが見づらいフォーム、制球力と合わせ、武器にしている」と絶賛したそうだ。

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