V3を逃したホークスの誤算…埋められなかった李大浩の穴

ホークスV逸の要因を振り返る、野手編

 日本ハムに一時つけた最大11・5ゲーム差をひっくり返され、3年連続のリーグ優勝を逃したソフトバンク。シーズン序盤は圧倒的な強さを見せながら、V逸の要因となったのは何だったのか。

 ソフトバンクの誤算を探る第3回は「野手陣」に焦点を当てる。

 圧倒的な強さでリーグ2連覇を達成した2015年と今季のチーム打撃成績を比較してみると以下のようになる。

〇2015年
総得点651 チーム本塁打141 チーム打率.267

〇2016年
総得点637 チーム本塁打121 チーム打率.261

 チーム総得点は昨季と大差はなく、2年連続でリーグトップの数字を残している。一方でチーム本塁打は20本減少。チーム打率もわずかながら低下している。

 今季がスタートする前から、打線で最大の懸案とされていたのは、メジャーへと移籍した李大浩の穴をいかに埋めるか、だった。工藤公康監督は長谷川勇也を中心に、上林誠知、福田秀平ら若手の起用でしのげると考えていた。

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