イチローは“別格枠”「今日引退しても殿堂入り」 米紙が殿堂候補の選手特集

「殿堂入りに最後のプッシュが必要な5人」を列挙、イチローはそこに入らず…

 米メディアが将来的な米国野球殿堂入り選手を特集した記事で、マーリンズのイチロー外野手が「今日引退を宣言しても殿堂入りする」という別格の扱いで登場している。地元紙「ニューヨーク・ポスト」が「殿堂入りに最後のプッシュが必要な5人のMLBスター」との見出しで伝えている。

 特集では、メジャー屈指のスーパースター5人をクローズアップしているがが、イチローについてはその“候補者”たちとは別に、現役最強打者とともに“別格枠”として紹介。同紙の名物コラムニスト、ジョエル・シャーマン氏は「これはミゲル・カブレラやイチロー・スズキのような、今日引退を宣言しても(殿堂に)選出されるであろう選手についての記事ではない」とレポート。タイガースで2012年に3冠王に輝いたスラッガーのカブレラ、そして史上30人目のメジャー通算3000安打を達成したイチローは、疑いの余地のない殿堂入り選手と定義している。

 クーパーズタウン行きのために、最後の奮起が必要な5人にも錚々たるメンバーが並ぶ。その1番手はマリナーズのロビンソン・カノ内野手だ。記事では、カノが今季自身6度目となるリーグMVP8位以内に入ったことを紹介。さらに、キャリアハイの39本塁打を放つなど健在ぶりを示したことにも言及し、「カノは二塁手として3000本安打、400本塁打が見込まれている。それを達成すれば、容易に有資格1年目の選出候補になる」と分析している。カノは現在、メジャー通算2210安打。マリナーズとは契約をあと7年残している。

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