優勝&CS争いにも影響 ペナント終盤に救援陣がフル回転できそうな球団は?

ヤクルト&DeNAは依存度大、救援投手陣へのダメージを探る

 ペナントレースは終盤に入るが、ここからの救援投手陣にどの程度のパフォーマンスが期待できるかは接戦がどちらに転ぶかなどに影響するため、順位争いのカギを握ると見られる。

 6月8日付の「“後ろ”への依存はリスク大!? 救援投手陣に最も余力を残す球団はどこ?」の記事でも各球団の救援投手陣の起用傾向を探ったが、ここで再度各球団の救援投手陣の起用をチェックし、ダメージが発生していそうな球団、温存できている球団を把握しておきたい。

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救援投手の起用状況(セ・リーグ)

 今回は各球団の救援投手の「登板数」「球数」「投球イニング数」「イニングをまたいだ登板数」「2日連続の登板数」を、リーグ平均と比較する形でチャートをつくっている。

 セ・リーグでは、ヤクルトとDeNAが救援投手に依存している様子が見られる。他の球団は平均か平均をやや割るレベルにある。阪神は救援投手が担ったイニングは広島の次に少ないが、連日の登板が79回と多く集中的な起用があったとみられる。

 全般的にダメージが少ないと見られるのは巨人と広島か。両チームの先発投手陣は力を示しており、失点率がそれぞれ3.09、3.46と低い。彼らが長くマウンドを守った結果、負荷が軽減されている。

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