ドラフト前日、日本ハム栗山監督が“戦力外”に―「問題外でした」
過去にクジ引き3連敗、今年も「引かせてもらえないみたい」
来季続投が決まったばかりの日本ハム・栗山英樹監督が、まさかの“戦力外通告”を受けた。
ドラフト会議を翌日に控えた21日、チームのスカウト会議が東京都内のホテルで行われた。県岐阜商の152キロ右腕・高橋純平投手を1位指名することが有力となったが、ソフトバンク、中日など他球団との競合必至。運命のクジ引き役は……。
この日の議題に挙がることなく、あっさり竹田憲宗球団社長に決まった。栗山監督が寂しそうに明かす。
「クジは引かせてもらえないみたいなので。クジが誰が引くかという話から、私は完全にそれてました。問題外でした」
それもそのはず。13年ドラフト。チームは桐光学園・松井裕樹投手(楽天)を1位指名した。クジ引き役を買って出た栗山監督。「クジは命がけで引く。でも、クジ運はゼロ」と自虐的に語っていたが、5球団競合で外した。さらに重複2回目の柿田裕太投手(DeNA)、同3回目の岩貞祐太投手(阪神)と3連敗を喫したのだ。球団関係者も栗山監督のクジ引きの弱さに苦笑いする。