ゴタゴタ退団、藤浪躍進、中村GM急逝、金本新監督…阪神の2015年10大ニュース

和田監督退任で金本氏を招聘、阪神の2015年を振り返る

 球団創設80周年となった2015年シーズンで、70勝71敗2分けのリーグ3位に終わった阪神。9月中旬までヤクルト、巨人と優勝争いを繰り広げていたが急失速。和田豊監督の今季限りでの退任が決まり、巨人とのクライマックスシリーズ・ファーストステージで敗退した。

 オフには金本知憲氏が1軍監督、掛布雅之氏が2軍監督に就任。フレッシュな陣容で2005年以来11年ぶりのリーグ優勝を目指す。Full‐Count編集部ではそんな阪神で、今年印象に残ったプレーや出来事などを厳選。ランキング形式で振り返ってみたい。

○10位 ゴメス、ドローン飛ばす

 ゴメスが9月2日の広島戦(甲子園)前の練習中に、小型無人機「ドローン」をグラウンドで飛ばし、球団から厳重注意処分を受けた。打撃練習中の午後2時50分から約10分間にわたり、中堅フェンス手前で操縦。赤い機体が球場の上空や選手やコーチらの近くを飛行。最後は右翼フェンスを直撃し、落下した。ヤクルト、巨人と激しいV争いに水を差すドタバタ劇となった。

○9位 西岡、大減俸

 西岡剛は12月4日に兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉し、野球協約で定める減額制限(1億円以上は40%)いっぱいの7200万円ダウンの1億800万円でサインした。昨季は開幕直後の負傷により24試合の出場。今季は14年オフに受けた右肘手術の影響で50試合の出場にとどまり、打率2割6分2厘、2本塁打、14打点、1盗塁という成績だった。

○8位 関本、現役引退

 関本賢太郎が今季限りでの現役引退を表明した。1996年のドラフト2位で天理高から阪神入り。04年から1軍定着し、05年にはリーグ制覇に貢献。「代打の神様」としてチームを支え、10年には代打での10打席連続出塁を記録。12年からは2年間、選手会長も務めた。プロ通算1217試合出場で打率2割7分8厘、807安打、48本塁打、312打点。

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