前阪神・呉昇桓、上々デビュー カ軍指揮官は“最強捕手”とのコンビに期待

練習試合で大学生を12球で3者凡退、元捕手の指揮官「受けるのが楽しい男」

 前阪神のカージナルス・呉昇桓投手が、1日(日本時間2日)の練習試合フロリダ・アトランティック大学戦で上々の“デビュー”を飾った。米全国紙「USAトゥデイ」が「『ファイナル・ボス』の異名を持つ韓国人クローザーが、完全投球でカージナルスデビューを飾る」との見出しで特集している。

 呉昇桓は、カージナルスの今季初対外試合となった一戦に3回から2番手で登板。打者3人を一ゴロ、中飛、空振り三振と完璧に抑えた。

 記事ではまず、呉昇桓について「最近まで日本プロ野球の阪神タイガースで投げていた韓国人右腕は今オフからカージナルスに移籍し、すぐさま現代野球における優れたニックネームの新基準を打ち立てた。その動じない姿勢と9回を支配する姿から、呉は海外で投球する間、『ストーン・ブッダ』や『ファイナル・ボス』のあだ名を手にしている」と紹介。その後、投球の詳細について振り返っている。

「90マイル台前半の速球と数々のスライダー、空振りの取れる持ち球で呉は大学生打者を手早く片付けた。サードゴロに仕留め、ショートとセンターの間へのポップフライに打ち取り、イニングを終える三振を奪うまでに12球を要した」

 大学生相手とはいえ、ほぼ完璧な内容だったようだ。

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