川崎宗則が4試合連続安打 2安打2打点の活躍で開幕メジャーへ猛アピール
5回に好機で2点二塁打、 OP戦打率.385、出塁率5割の好調ぶり
カブスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加している川崎宗則内野手が12日(日本時間13日)、ホワイトソックスとのオープン戦に「9番・二塁」で先発出場し、4試合連続安打をマーク。4打数2安打2打点の大活躍で、開幕メジャーへ向けて猛アピールした。
川崎は2回先頭の第1打席はレフトライナー。4回も先頭で遊ゴロに倒れた。
しかし、5回の第3打席で勝負強さを発揮。1死二、三塁の好機で、右腕ウェブからレフト線へのタイムリツーベース。2点タイムリーとなった。さらに、7回2死走者なしの第4打席では左腕パークからセンター前ヒット。2打席連続安打を放ち、8回の守備から退いた。
カブスは9-2で快勝。川崎は9日(同10日)のインディアンス戦から4試合連続安打で、オープン戦は13打数5安打の打率.385、3打点。3四球を選んでおり、出塁率は5割という好調ぶりだ。
4日(同5日)の練習では、チームメートに「必勝」などと書かれたハチマキをプレゼント。選手や監督・コーチはこれをつけてストレッチなどを行い、川崎はその後、カラオケも披露。映画「アルマゲドン」の主題歌となったエアロスミスの「I Don’t Want to Miss a Thing」を歌うと、最後は全員で大合唱となり、大盛り上がりとなった。この場面は米メディアにも取り上げられ、大きな話題となった。
新天地でも持ち前の底抜けに明るいキャラクターでチームを盛り上げ、バットでも結果を残す川崎。108年ぶりの世界一を目指すカブスで存在感を見せ、メジャー昇格へ猛アピールを続けている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count