DeNAドラ1今永に他球団も最大級の評価 直球の質はチェン、杉内クラス?

援護不足で2勝4敗も防御率1.96、キレ味ある直球は「いつまでも前に飛ばない」!?

 DeNAのドラフト1位ルーキー今永昇太投手が好投を続けている。極度の援護不足で、開幕から5試合は防御率2.45と好成績ながら、0勝4敗と白星がなかった左腕。しかし、6日の広島戦は7回無失点でプロ初勝利を挙げると、14日の阪神戦も6回1失点と好投し、2勝目を挙げた。

 当初から新人王の最有力候補と言われていた今永。援護に恵まれずに初勝利は遠かったが、その間も投球内容は良かった。ここまでリーグ4位の防御率1.96と立派な数字。身長177センチ、体重80キロの左腕の凄さはどこにあるのか。そして、対戦相手からはどう見られているのか。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手としてプレーした野球解説者の野口寿浩氏は「完全にキレで勝負するタイプ。あの真っ直ぐは、高めとかインコースに放られたら、バッターはちょっとしんどいですよね。普通に何の工夫もなく打ちにいったら、いつまでも前に飛ばない真っ直ぐです」と絶賛した。

 最も多く対戦しているチームは阪神で、3試合で1勝2敗、防御率2.50という数字が残っている。4月14日の対戦は5回1/3を3失点(自責2)、同29日の対戦では6回2/3を3安打2失点ながら、いずれも黒星。3度目の顔合わせとなった14日の試合で、ようやく初勝利を挙げた。

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