岩隈久志、7回途中を7安打2失点 自己最多タイ15勝目の権利を持って降板
3回には青木宣親が今季2号ソロで援護射撃
今季15勝目を目指すマリナーズ岩隈久志投手は9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦に先発し、6回2/3を投げて7安打5奪三振1四球2失点(自責2)だった。3-2とリードする7回途中に、勝利投手の権利を持って降板した。
味方打線が1点先制に成功した直後の初回、先頭ウェンドルに左前打を許したが、次打者を併殺に打ち取り、打者3人で回を締めた。2回と3回も走者を背負うが、後続を打ち取って二塁は踏ませず。4回は3者凡退とした。
自身4連敗中の岩隈だが、序盤は球数少なくテンポのいい投球で攻めた。4回を投げ終えて52球。3回に、この日14試合ぶりに先発出場した青木宣親が今季2号ソロを放つなど、打線の援護も受けた。
失点したのは5回。2死一塁から2連打で1点を失ったが、なおも2死一、二塁でセミアンを遊ゴロに打ち取り、さらなる失点を防いだ。6回は3者連続空振り三振とすると、直後の攻撃でこの日マスクをかぶったズニーノがソロ弾で援護射撃してくれた。
マウンドに戻った7回は、1死から四球を与えると、2死を奪った後でマックスウェルにセンター越えの二塁打を浴びて失点。同点の走者を残したまま、102球(70ストライク)を投げたところで降板した。
救援のアルタビラがフルカウントにしながらも、しっかり回を締めくくり、1点のリードを守った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count