セCSファイナル、勝機はどちらに…独走・広島か? 勢いのあるDeNAか?
シーズンでのゲーム差は「19.5」、「CSはどうしても1位チームが有利」
12日からセ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが始まる。12日からセ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが始まる。第3戦は延長11回の熱戦を制した。球団史上初のCS進出ながら、台風の目となりそうな気配だ。
ファイナルで待ち受けるのは、25年ぶりにリーグ優勝を果たした広島。ペナントレースでは2位巨人に17.5ゲーム差をつける独走を見せ、DeNAとは最終的に19.5ゲーム差が開いた。ただ、両チームの直接対決の結果を見てみると、広島の13勝12敗と勝ち越しはわずかに「1」。果たして、DeNAが勝つ可能性はあるのだろうか。
ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手としてプレーした野球解説者の野口寿浩氏は「CSはどうしても1位のチームが有利」とした上で、「巨人と身を削るような3試合をやってきたDeNAと、どっしりと待ち受ける広島のどちらがいいのか。勢いは間違いなく横浜についていますけど、カープにも勢いがないとは言えない。初戦次第で、また広島がシーズン中のように乗っていく可能性もあります」と、あくまで広島に分があると分析。その上で、DeNAが勝ち上がるためのポイントを挙げた。
「打線で好材料といえるのは、ロペスの調子がいいことでしょうね。だから、カギはロペスを孤立させないこと。例えば、初戦で桑原が打てば勢いづくでしょう。ロペスとも打順が近い。そういう意味で、カギを握るのは1番、3番ではないでしょうか」