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着実に数字を残す加藤豪将 メジャーに昇格する可能性は?

ヤンキースはジーターの後釜として考えている?

 試合では主にセカンドを任されているが、練習ではショートを守ることが多い。首脳陣はチームの顔であるデレク・ジーターの後釜として加藤を育てようとしているようだ。ヤンキースの二遊間は、セカンドがロビンソン・カノ、ショートがジーターと2人のスター選手が形成する。ただ、カノが今年31歳で、ジーターが39歳。2人の年齢を考えた場合、ジーターの後釜を早く作っておきたいというのが本音だろう。これは加藤にとってもプラス材料で、マイナーで結果を残していけば、2~3年以内にメジャーから声がかかることもあるかもしれない。

 ルーキーリーグでの生活は、18歳の若者を心身共に成長させた。これまではカリフォルニアの実家住まいだったが、6月の開幕に合わせてフロリダ州タンパでのホテル暮らしがスタート。朝6時に起床し、ヤンキースのマイナー施設に移動。アウェーで試合があるときは7時半頃から筋力トレーニングを開始し、試合会場に移動する。ホームの場合は8時頃から3時間ほど守備練習やバッティング練習を行い、昼からの試合に備えるという。さらに「寝るのが大好きなので」という加藤は、試合後はゆっくり体を休めて体力の温存に努めていたようだ。

「メンタル面がすごく伸びました。(今までは)自分1人で生活したことがなくて、家にずっといて、学校に行って、その後に練習があるという感じだったので。食べ物を気にしたりとか、フィールドで3回三振しても、次もまた同じ試合があるので、メンタルの切り替えも学びました」。その言葉からも分かるように、プロの世界で生きていくための強い精神力が確実に養われている。

 今月4日には二塁手としてルーキーリーグのベストナインにも選ばれ、ここまでは順風満帆と言えるが、当然、この先には厳しいサバイバルが待ち受けている。

 加藤は「今はあまり次のレベルを気にしないで毎日毎日うまくなって、いい1日にしたい。自分では『次に行きたいです』とは言えないので(笑)。上にいる方から『上がってくれ』と言われたら『もちろん、行きます』と言います」と謙虚に話す。

 ただ、ルーキーリーグのニエト監督は「彼はしっかりと順応して、毎日試合に出ている。高校からプロの選手としてスムーズに適応できている。6本のホームランも打って、守備もしっかりしていて、ここまでは素晴らしい仕事をしている」と絶賛しており、来季は次のステップとなる1Aスタテンアイランドや2Aトレントンでプレーする可能性が高い。加藤がメジャーでスター選手の地位を確立すれば、日本球界にも新たな風が吹き込むかもしれない。

【了】

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