ヤンキースのプレーオフ進出は不可能か?

後半戦の得点力も彼らをプレーオフに導くことはできない

ニューヨーク・タイムズは8日付の紙面で、ヤンキースのプレーオフ進出について悲観的な見方を示した。「ヤンキースはワイルドカード切符を勝ち取れるのか? そこには賭けない方がいい」と題し、その可能性を探っている。

ヤンキースは7日のレッドソックス戦に9―14で敗れて3連敗。黒田博樹が先発した8日は勝ったものの、ワイルドカード枠を争う上では痛いシリーズ負け越しとなった。さらに、今季は負傷が続くキャプテンのデレク・ジーターが、昨年10月に骨折した左足首に痛みを訴えて途中交代。検査の結果で異常はなかったが、数試合は欠場する見通しとなった。

ニューヨーク・タイムズは記事の中で、後半戦に入ってアルフォンソ・ソリアーノを獲得してからヤンキース打線が強化され、奮闘を続けていると評価。さらに、禁止薬物問題の渦中にあるAロッドも、負傷から復帰してから存在価値を示しているとしている。

ただ、チームはいまだに高額の給料をもらっている数選手が負傷で離脱中。さらにここまで1点差のゲームで24勝15敗と強さを発揮してきたが、現在は“この勝負強さ”が計算できない要素だと指摘。今季限りで引退するマリアーノ・リベラが最近12試合で4度のセーブ失敗をしており、突然「脆弱」になったとしている。

「後半戦の得点力も彼らをプレーオフに導くことは出来ないだろう」と締めくくった地元紙。その悲観的な予測は果たして的中するのだろうか。

【了】

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