いよいよ2013年ドラフト会議 投手ビッグ5の行方は?

右の大瀬良、左の岩貞

【岩貞祐太】(必由館高―横浜商大・左投左打)広島、横浜DeNA等が上位指名候補にリストアップ 

 右が大瀬良ならば、左の大学NO1が岩貞。10月14日の神奈川大学リーグの神奈川大戦ではエラーで失点したものの、9回をノーヒットピッチング。スライダー、チェンジアップは抜群で三振も取れる投手だ。あるスカウトは「左が補強ポイントのチームは1位で指名する可能性が高い」と分析する。広島など左投手を必要とする球団に加入すれば、即戦力となる可能性は高い。また、広島にとっては投手陣に厚みを持たせる意味でも貴重な人材と言える。甲子園出場経験はない。

【吉田一将】(青森山田高―日大―JR東日本・右投左打)中日等が上位指名候補にリストアップ

 190センチの長身から投げ下ろすストレートが武器。広島の大竹寛と日本ハムの木佐貫洋を足したような投球フォームが特徴だ。リーチが長いため、148キロの直球は球速以上に速く感じる。即戦力として期待できるため、投手王国再建を目指す中日などが高く評価。高校時代は2、3年夏に甲子園切符を手にしたが、出場はなかった。

【石川歩】(富山・滑川高―中部大―東京ガス・右投右打)巨人が上位指名候補にリストアップ

 田中将大(楽天)、前田健太(広島)、坂本勇人(巨人)らと同じ1988年生まれの世代。高校、大学では無名だったが、社会人でブレイクした。中国で行われた東アジア競技大会の日本代表メンバーでは、最速149キロの直球にシンカーを織り交ぜながら、クローザーを務めた。先発や中継ぎでも起用可能な好投手。甲子園出場はなし。

 そのほかにも国学院大の右腕・杉浦稔大や慶應大の右腕・白村明弘、社会人セガサミーの右腕・浦野博司、日本生命の右腕・柿田裕太らも1位指名候補。また、捕手では大阪桐蔭の森友哉、日本生命の小林誠司、内野手では東海大甲府の渡辺諒らが1位指名となる12人の中に入ってきそうだ。毎年のようにドラマが起こるドラフト会議から今年も目が離せない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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