田中将大がメジャー挑戦の意思を表明! ポスティング問題の流れを時系列で振り返る

楽天は田中の移籍にゴーサインを出すのか?

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時系列で振り返るポスティング問題

 楽天の田中将大投手(25)が17日、MLB挑戦の希望を表明した。日米間でポスティング新制度が合意に達したことによるもので、ようやく本人の口から意思表示することが可能となった。ただ、新制度では入札額の高騰を防ぐため、2000万ドル(約20億円)を上限と定めており、楽天側は結論を持ち越している。一部では田中の価値はその5倍に相当すると言われており、楽天側にとってはデメリットも大きい。

 確かに過去、松坂大輔やダルビッシュ有の入札金額が5000万ドルを超えていたような事例を考慮すれば、単純に球団側の収益が減るわけであり、簡単に受け入れられる話ではない。一方で、今季24勝無敗と圧巻の投球を見せた田中の中に、メジャー行きの夢が秘められていたのも紛れもない事実だ。今回の制度では選手側が複数球団から移籍先を選択できるこということもメリットとなる。

 楽天がメジャー行きにゴーサインを出せば、数多くの球団が獲得に名乗りを挙げるだろう。しかも、入札の上限が2000万ドルにまで下がったことで、ヤンキースやドジャースのような資金力のあるチームだけでなく、ダイヤモンドバックスやツインズといった中小規模の球団にチャンスが広がるという現象も起きている。果たして田中は争奪戦の末に海を渡るのか、それとも、その前にメジャー行きの夢が断たれるのか。いずれにせよ、結論が出るまでそう長くはないはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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