2013年のメジャー10大ニュース

根深く横たわる禁止薬物問題

【5位】禁止薬物使用問題

 バイオジェネシス社にまつわる禁止薬物使用疑惑で、13選手がリーグにより公式戦出場停止処分を受けた。ヤンキースのアレックス・ロドリゲス三塁手は異議申し立てを行っている。

【4位】ロビンソン・カノの大型移籍

 ヤンキース在籍9年の生え抜きのスターが注目度の低いマリナーズからの10年契約総額2億4000万ドル(約240億円)のメジャー史に残る高額条件でFA移籍をした。

【3位】マリアノ・リベラ引退

 リーグ屈指のリリーフエース、ヤンキースのマリアノ・リベラ投手が今季終了をもって、現役を引退。歴代最多セーブ数など数々の記録を持つレジェンドは今季64試合に登板し、防御率は2・11。43歳にしても実力は健在だった。

【2位】レッドソックス優勝

 12年シーズンのボビー・バレンタイン前監督時代に主力流出などで低迷したが、一年目のジョン・ファレル監督の下でV字回復。選手の多くが無精髭をたくわえるというチーム内の一体感も素晴らしく、ワールドシリーズ優勝を果たした。

【1位】Aロッドの苦境

 プロスポーツの世界であまりに稀なリーグ対一選手という構図に陥ったのがヤンキースのアレックス・ロドリゲス三塁手。禁止薬物使用疑惑で211試合の出場停止処分を命じたリーグに対抗し、弁護団を結成。処分を不服とし、異議申し立てを行っており、来年1月に最終的な結論が出る見通しだ。かつてのスーパースターの大スキャンダルなだけにグラウンドを離れても一挙一動に注目が集まっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY