マー君獲りに本気!ダイヤモンドバックスが幹部を日本に派遣へ

田中本人にアピールしたいダイヤモンドバックス

 新ポスティング制度でのメジャー挑戦を目指す楽天の田中将大投手の去就問題は全米で加熱の一途をたどっているが、ダイヤモンドバックスが田中獲得のために球団幹部を日本に派遣し、直接説得する方針であることが分かった。アリゾナ州の地元ニュースサイト、AZセントラル電子版が報じた。

 今季、81勝81敗でナ・リーグ西地区2位のDバックスは以前から成績向上の起爆剤となる田中獲得に意欲を示していたが、獲得交渉成立の可能性を少しでも上げることを願い、近日中に日本に強化幹部を派遣。田中に対して直接球団の魅力などを伝える方針だという。

 ただ、ストーブリーグでつぎ込める資金力があるDバックスも、すでに田中サイドと接触しているというヤンキースやドジャースのような無尽蔵な補強費を持っているわけではない。1999年シーズンにサイヤング賞受賞3回の名投手ランディ・ジョンソンを4年5300万ドルで獲得した際の契約金が球団史上最高額というから、現在のマーケットで予想される田中獲得総額の半分程度となる。

 田中の代理人を務めることになったケーシー・クロース氏との交渉に限定すれば、強化部としては手間も削減できるが、幹部が直接チームの魅力を田中本人にアピールし、評価の高さを伝えることができるなら、それはDバックスの今オフの補強にとっては大きなプラスになるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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