マー君が大都市のチームを望むのは、まい夫人がセレブだから?

本当に田中将大は大都市のチームを選ぶのか

 新ポスティングシステム(入札制度)を利用してのメジャー移籍を目指す楽天の田中将大投手(25)が、短期間の米国滞在を終えて帰国した。その去就は米国内でも大きな注目を浴びているが、メジャー担当の敏腕記者たちも右腕の動向をつかめていない。今回のニュースも、日本の報道を受けた形で報じられている。

 ニューヨークの地元紙デイリー・ニューズ(電子版)も米メディアの間ではいち早く帰国を取り上げ、記事を掲載。その中で、田中がビッグマーケットの球団への移籍を望んでいるという関係者の話を伝えている。その理由については「論理的に考えて、彼の妻(タレントの里田まい夫人)が日本でセレブリティーであり、米国でキャリアを築く機会を求めているからだ」と話しているという。

 記事の中では、田中が成田空港に到着した際に、日本の報道陣に対応せず、その後はどこに向かったのかも不明だと詳しく紹介。獲得に熱心なヤンキースは、田中が滞在していたロサンゼルスで面談を行う予定とされていたが、実際に行われたのかなど、その詳細は不明だとしている。地元紙ですら、名門球団と右腕の接触を正確にはつかめてない。

 また、田中がロサンゼルスの病院でメディカルチェックを受けたことにも言及。2000万ドル(約21億円)の譲渡金に加え、総額1億ドル(約105億円)の契約を結ぶことを考えて、獲得を狙うチームは日本での“投球過多”を不安視していることが記されている。加えて、田中との面談の事実を公にしたのは、ホワイトソックスだけだとし、ロビン・ベンチュラ監督なども面談に加わっていたことを詳しく報じている。

 いったい何が移籍先を決めるための判断基準になるかは、本人にしか分からない。本当に大都市のチームを選ぶのか、今後の動きを見守るしかない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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