マー君の契約額は146億円まで上昇!?

米記者がツイッターでつぶやく

 楽天からポスティングされた田中将大投手(25)の争奪戦が過熱している。各球団は獲得に向けてオファーの内容を引き上げているともされており、契約総額は新人としては超異例の領域まで達しそうだ。まだ複数球団にチャンスが残る中、果たしてどんな決着が待っているのか。

 田中の契約について驚きの見解を示したのは、米紙シカゴ・サンタイムズのダリル・ヴァン・シューエン記者だ。ツイッターで「ある業界筋の関係者は、田中の契約総額は1億4000万ドル(約146億円)になると示唆している」とつぶやいた。

 これが事実なら7年契約でも1年あたりの年俸2000万ドル(約20億8000万円)という驚異的な額だ。過去にイチローが記録していた1800万ドル(約18億7000円)を軽く上回る、日本人歴代最高年俸となる。

 今月11日には、シカゴの米スポーツ局CSNシカゴ(電子版)が、カブスが田中の契約に9ケタの額を準備していることを伝えた。9ケタとは1億ドル(約104億円)のことで、争奪戦への参加をいち早く表明し、有力候補の1つに上げられている伝統球団が本気であることを伝える内容だった。

 もっとも、同じ記事の中では田中の契約総額が「信じられないものになる」という関係者の話も紹介。あるチームが、カブスが提示している金額、年数を上回るオファーを準備していることも示唆していた。それが、この1億4000万ドルという額なのか。資金力の面から考えると、ロサンゼルスに本拠地を置くドジャース、エンゼルスのどちらかが驚愕のオファーを用意している可能性が高いと見られる。もちろん、マリナーズ、レッドソックス、ダイヤモンドバックスらも田中獲得を諦めておらず、資金力に問題はないだけに不気味な存在ではある。

 いずれにしても、最後は田中の希望が最も重要な要素となるはず。契約総額は球団の誠意を伝える1つの要素ではあるが、全てではない。気候や住環境、さらには田中の球団への憧れなどもあるだろう。今週中にも決断をすると報じられているが、何が起きてもおかしくない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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