マー君はいきなり歴代1位に? 歴代日本人メジャーリーガーの年俸ベスト7を振り返る

メジャーで実績のない田中の年俸は?

【5】ダルビッシュ有(レンジャーズ) 1100万ドル(2017年)
 渡米前から日本史上最高の右腕と言われ、2011年オフに旧ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を表明。史上最高額の5170万ドルの入札金で交渉権を落札したレンジャーズと6年総額5600万ドル+出来高400万ドルで契約した。年俸は1年目の2012年が550万ドルに抑えられており、6年目の2017年には1100万ドルとなる予定。ただ、5年目までにサイ・ヤング賞投票で2度一定の結果を残すとFAとなる条項が盛り込まれている。すでにメジャーを代表する右腕になった男については、確かに年俸1100万ドルでも安く感じる。

【6】松坂大輔(レッドソックス) 1033万3333ドル(2011年)
 西武で無敵を誇った右腕は2006年オフに旧ポスティングシステムでレッドソックスに移籍。落札額5111万1111ドル11セントと6年総額5200万ドルの契約で、元祖「1億ドルの男」として海を渡った。ダルビッシュと同じように1年目の2007年は年俸633万3333ドルと金額が抑えられ、2011年に1033万3333ドルに。ただ、5月に右肘の痛みを訴え、6月に靱帯再建手術(通称トミージョン手術)を受けた。最も年俸が高かった年に手術を受けるという皮肉な結果だった。

【7】野茂英雄(ドジャース) 900万ドル(2004年)
 1990年に渡米し、日本人メジャーリーガーの道を切り拓いたレジェンドは、2002年から総額1375万ドルの2年契約で1998年以来となるドジャース復帰を果たした。16勝6敗、16勝13敗と2年連続で好結果を残し、球団側が契約に含まれていた契約延長オプションを行使した。その額は自身最高となる900万ドル。肩の状態が悪く、4勝11敗と結果は残せなかったが、2度目のドジャース在籍で再び強烈な印象を残した。

 8位は川上憲伸の833万3666ドル(2009年=ブレーブス)、9位は松井稼頭央の803万3333ドル(2006年=メッツ)と鳴り物入りでメジャー移籍を果たした2人が並ぶ。ともに最初の契約で手にした額だが、期待に十分に応える活躍は出来なかった。一方で、800万ドルで10位の佐々木主浩(マリナーズ)はメジャー4年目の2003年に自己最高年俸をゲット。だが、高年俸を実力で勝ち取りながら、直後に負傷に苦しんで10セーブに終わり、翌2004年に日本球界に復帰している。

 このランキングを見ても、メジャーで実績のない田中の年俸が2000万ドルに達することになれば、それは極めて異例だと言える。メディアやチームメートが見る目も厳しくなるだけに、重圧もかかるだろう。一方で、田中が強い精神力でそのプレッシャーを力に変えることにも期待したい。いずれにせよ、田中の契約が最終的にどれほどの額で決着するのか注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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