オリオールズ指揮官がヤンキースのルーキー右腕を警戒　田中将大は「ミステリー」

「田中はリーグで大きな違いを生み出す存在になる」

　ヤンキースの田中将大投手がア・リーグ東地区のライバル、オリオールズのバック・ショーウォルター監督から警戒された。ニューヨークポスト紙電子版が報じている。

　田中が新ポスティング制度によるメジャー挑戦を表明する以前からショーウォルター監督は田中の映像をチェックし、そのピッチングを気に入っていたという。「彼は際立っている。（リーグにおいて）大きな違いを生み出す存在になると思う」と手放しで絶賛した。

　ヤンキースに加入後、すでにフィリーズ相手に2度登板した田中だが、オープン戦では同地区のライバル相手に登板機会はない。実際に対戦していないことからショーウォルター監督は「ア・リーグ東地区はどの球団も手の内が分かっているが、（田中に関しては）多少のミステリーだね」と警戒した様子だった。

　すでに地元テレビ局のみならず、日本でもヤンキースでのピッチングが放送され、特に決め球のスプリットは大きな話題となっている。だがそれでも、敵将が「ミステリー」と語るのなら、新エースを同地区のライバルから隠したヤンキース首脳陣の戦略は奏功していると言えるのかもしれない。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count