メジャーリーガーの「生の声」から探る田中将大のハイレベルな3球種

落ちる系統のボールは成功の鍵となる

 ヤンキースの田中将大投手(25)が、16日(日本時間17日)のブレーブス戦でオープン戦3試合目のマウンドに上がることが決まった。11日は「シュミレーテッドゲーム」と呼ばれる実戦形式の練習に登板したため、対外試合は6日のフィリーズ戦以来10日ぶりとなる。

 1日の“デビュー戦”を含め、ここまで2試合はいずれもフィリーズを相手に好投したが、実際に対戦したメジャーリーガーの「生の声」を聞くと、軸となる3つの球種がメジャーでも極めて高いレベルにあることが分かる。開幕まで3週間を切り、田中の成功への期待は日に日に高まってきている。

 まずは宝刀のスプリット。「世界最高」と評価される決め球は前評判通りの威力を発揮し、メジャーリーガーからも三振の山を築いている。1日の試合で対戦したドモニク・ブラウンは、スプリットに何とかバットを当てたが、一ゴロに終わっている。

「あのスプリットはすごかった。ストレートのように思えるけど、プレートの手前で急に落ちる」

 6日の試合で4番に座ったメジャー通算311本塁打の強打者ライアン・ハワードも、ア・リーグの選手たちに警戒を促した。

「あのスプリットは侮れない武器になる。特に直球の後は武器になるよ。直球と同じ軌道できて、突然、消える。攻略するには、あれに対応しなくてはいけない。落ちる系統のボールは成功の鍵となるだろうね。しかも、彼の投球フォームはどの球種を投げても同じで、動作が遅くなったりしないんだ」

 この試合で2打席目に田中の直球を右翼席に運び、“初ホームラン”を浴びせたフレディ・ガルビスも、変化球には脱帽した。

「あのスプリットは、僕がこれまでに見た中でベストだ。速球のように、まっすぐ、まっすぐ、まっすぐ来て、そこからガクンと落ちるんだ。球が死ぬ。有利なカウントに持っていかれれば、彼を攻略するのは難しいよ」

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