ヤンキース田中将大は先発ローテ4番手の構想も浮上

メジャーへスムーズに順応させるための考慮

　もちろん、当初の予想通り先発ローテ3番手で投げる可能性もある。ロスチャイルド投手コーチはメジャーへスムーズに順応させるため、最初は相手がより弱いメンバーの時に田中を先発させることも考えている。アストロズはブルージェイズより打線の力が落ち、しかもカード3戦目はレギュラーを何人か休ませることも考えられる。

　また、ロスチャイルド投手コーチは田中と黒田が同じタイプの投手であるという話にも否定的だ。「彼らが似ているとは思わない。ノバとの違いだって、ほんの少しだ。ただ、大切なのは5番手が誰になるかだ。その投手がもっと（田中に）似たタイプになるかもしれないしね。それは分からないよ」と答えた。

　田中は16日のブレーブス戦でオープン戦3度目のマウンドに上がる予定。ロスチャイルド投手コーチは5イニングか75球に達した時点で交代させる方針を明かした。開幕何戦目に投げることになろうと、今はただ状態を上げていくことに専念しなくてはいけない。

【了】

フルカウント編集部●文　text by Full-Count