資産価値ではイチロー、黒田博樹、田中将大ら所属のヤンキースが断トツ1位 上位にはマー君獲得に動いた球団が並ぶ

資産価値最下位のレイズを優勝候補に推す声も

 米経済誌のフォーブスがメジャーリーグ30球団の資産価値を発表し、ヤンキースが25億ドル(約2560億円)で1位と評価された。昨年は5年ぶりにプレーオフ進出を逃した名門球団だが、メジャーにおける存在感はいまだに図抜けている。

 オフには田中将大投手(25)を7年総額1億5500万ドル(約158億円)で獲得するなど、約5億ドル(約510億円)を費やして大補強を敢行。巻き返しに鼻息の荒いヤンキースには、イチロー外野手(40)、黒田博樹投手(39)も所属する。米ニューヨーク・ポストによると、これで17年連続でメジャー1位の座を守っているという。

 2位はドジャースで20億ドル(約2044億円)。ヤンキースとは実に5億ドルもの差がある。3位はレッドソックスの15億ドル(約1533億円)、4位はカブスの12億ドル(約1224億円)と、ここまでは田中の獲得に動いたチームの名前が並ぶ。

 5位以下はジャイアンツの10億ドル(約1020億円)、フィリーズの9億7500万ドル(約995億円)、レンジャーズの8億2500万ドル(約842億円)、カージナルスの8億ドル(約817億円)。松坂大輔が所属するニューヨークのもう1チーム、メッツも8億ドル(約817億円)となっている。最下位はレイズの4億8500万ドル(約495億円)だった。

 ヤンキースは昨年、910万ドル(約9億2800ドル)の営業損失があったが、収益では4億6100万ドル(約470億円)でメジャートップだった。

 今季、ア・リーグ東地区ではレイズを優勝候補に推す声も多い。資産価値では最下位のチームが1位のチームを倒してしまうのか、注目してみても面白いかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY