打率5割超えのイチロー不出場で再び貧打の打線に逆戻り 日本が誇る安打製造機への期待は高まるか?

イチローの力を必要とする声は高まっている

 ESPNによるとソリアーノは「何回かいい当たりはあった。1本ヒットが出れば、大丈夫だと思う。自分が誰だか分かっている。ここ数年当たりが出るまでに時間がかかったし、まだ4試合出場したに過ぎない。焦る必要はないと思っている。挽回する時間はまだまだあるので、心配していない。打席でも自信が戻ってきているよ」と話している。ただ、打席の内容を見る限り、状態は決して良くない。

 4日の試合では、主砲のマーク・テシェイラが右太もも裏を痛めて途中交代。この日、15日間の故障者リスト(DL)に入れられた。ファーストは、開幕からサードを務めていたケリー・ジョンソンが務める見込みで、ジラルディ監督は捕手のブライアン・マッキャンや、デビュー当時は二塁を守っていたソリアーノを起用する気はないという。

 ただ、ファンの中には、ヤンキース担当の記者にツイッターで「イチローは一塁を守れないのか?」と質問する人もいるなど、待望論がわき上がっている。

 イチローは6日午後1時7分(日本時間7日午前2時7分)開始のブルージェイズ戦には出場する見込み。ただ、7日午後1時5分(日本時間8日午前2時5分)開始のオリオールズとの本拠地開幕戦は、先発から外れる可能性が高い。相変わらず、外野手の5番手と見られているようだ。

 だが、キャンプの時とは明らかに違い、イチローの力を必要とする声は高まっている。6日のブルージェイズ戦の結果次第では、ジラルディ監督の考え方も変わるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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