今季初白星、メジャー最速500奪三振のダルビッシュに賛辞の嵐 レンジャーズ監督も「彼がゲームを支配した」

対戦相手のカッブ投手も素直に脱帽

 女房役のJ・P・アレンシビア捕手も「素晴らしい仕事だ。我々の描いたゲームプランを、彼が最高の形で実現してくれた。良くやってくれた」とコメント。相手の中継ぎから決勝ツーランホームランを放ったエルビス・アンドラス内野手も「(相手先発の)カッブは隙を見せなかった。だが、レンジャーズには有がいてくれて本当に良かった」と感謝している。

 味方だけではない。レイズの先発マウンドに上がり、7回無失点の好投を見せたアレックス・カッブ投手も素直に脱帽。「我々にとっては不運なことだが、彼は今日すごく乗っていた」と話しているという。カッブがマウンドを降りるまでは見事な投げ合いだった。

 3月31日のリーグ開幕戦フィリーズ戦で先発投手を務めることが決まっていたが、首の負傷で自身メジャー初の栄誉を逃していたダルビッシュだが、この日は金字塔も打ち立てた。

 初回に昨年ア・リーグ新人王の相手2番打者、ウィル・マイヤーズ外野手から三振を奪った時点で、メジャー史上最速の500奪三振を達成。ケリー・ウッド投手が2001年に記録した404回2/3を3イニング短縮するメジャー通算401回2/3での偉業だった。

 この日投げた89球のうちストライクは65球。球数を減らすという今年の課題もクリアした。ダルビッシュは今季初登板でサイ・ヤング賞最有力候補という呼び声に相応しい実力を見せつけた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY