選手平均年収でヤンキースは世界2位 1位はサッカープレミアリーグのマンチェスター・シティ

オイルマネーに屈したヤンキース

 今季約5億ドルを投じ、田中将大投手ら大補強を展開した“悪の帝国”もオイルマネーの威力には叶わなかった。

 ヤンキースの14年度の選手平均年収がアメリカ4大スポーツ最高となったが、世界的にはサッカー、プレミアリーグのマンチェスター・シティに次ぐ2位となったことが明らかになった。ESPNマガジン「マネー号」で、スポーツインテリジェンス社のグローバル・スポーツ・サラリー・サーベイ(国際スポーツサラリー調査)の結果が報じられた。

 この調査ではMLB、NFL(アメリカンフットボール)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)という米4大スポーツとMLS(メジャーリーグサッカー)に加え、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)、プレミアリーグ(イングランド)、ブンデスリーガ(ドイツ)、セリエA(イタリア)のみならず、日本プロ野球や近年資本投資が活発なサッカーの中国スーパーリーグなど、世界の様々な種目のリーグも対象となり、総合的に選手への条件面の高いクラブを抽出している。

 この調査によると、田中、黒田博樹、イチロー外野手らを擁するヤンキースの選手の平均年収は803万1948ドル(約8億1900万円)。米4大スポーツでは1位となった。だが、国際的には僅差で2位。1位は2008年9月1日にUAEの投資グループ「ADUG」に買収されたマンチェスター・シティだった。

 プレミアの選手は週給だが、年収に換算すると平均で810万9912ドル(約8億2700万円)だという。オイルマネーを背景に湯水のごとく補強費をつぎ込んできたシティには、さしものヤンキースも僅差で屈することになった。

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