田中将大がデビュー3戦目で示した実力に対戦相手も脱帽 「あそこまでのボールはあまり見たことがない」
“本物のスプリット”を投げられる投手
2番打者のジャスティン・ルジアーノ外野手は「使える球種が多い。スプリットもいい。ボールの変化も同じじゃない。ストライクゾーンから落ちるボールの次には、ストライクゾーンギリギリのサイドから逆サイドに変化した」と説明。この日の10奪三振のうち、8つを奪ったスプリットの軌道に驚きを隠そうとしなかった。
このスプリットに関しては、各紙も称賛のコメントを掲載している。
ニューヨーク・ポスト紙は、シャーホルツの「あそこまでのボールはあまり見たことがない。本物のスプリットを投げられる投手は片手(5人)で数えられるくらい。彼には間違いなく有利になる」というコメントを紹介。
また、ニューヨーク・デイリーニュース電子版は、カブスのリック・レンテリア監督が「スプリットが相当落ちる。ワンバウンドするボールもあった。バッターはみんな“速球のように見えるけど、落ちてくる”と話していた」と白旗を上げている様子を報じた。
さらに、ヤンキースのラリー・ロスチャイルド投手コーチも、スプリットに関して「(右打者は)ほとんど打てない」と評価し、「3試合全ていいピッチングを見せている。今日は少し落ち着いていたね。最初の2試合は(失点という)逆境があったから、我々にとって有益なテストだった。でも、彼はすぐに対応した」とコメントしている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count