田中将大はコントロールのいい野茂英雄!? 「空振り奪取能力」と「ストライク率の高さ」が共存したピッチングに絶賛の声

ランディ・ジョンソンに迫る空振り奪取率

 ヤンキースの田中将大投手(25)が、開幕から2勝無敗、防御率2・05と好投を続けている。特に、メジャーデビューから3試合で28奪三振は球団新記録で、渡米前から「世界最高」と評価されていたスプリットが本物であることを証明している。地元紙ニューズデイは、ルーキー右腕の空振りを奪う能力が極めて高いことに触れ、その投球を絶賛している。

 同紙によると、田中はここまで全305球を投げて、49回の空振りを奪っている。これを確率に直すと16・1%となる。昨年、メジャーでトップの空振り奪取率を記録したのはレンジャーズのダルビッシュ有で、数字は12・6%。メジャー全体の今季平均は9・4%で、田中の数字はそれを大きく上回っている。

 先発投手がシーズンを通してこれほどまでに高い数字を記録したのは、2002年のランディ・ジョンソン。当時、ダイヤモンドバックスに所属していた剛速球左腕は16・4%の空振り奪取率を記録し、260イニングに投げて334奪三振という驚異的な数字を残している。

 これだけの数字をはじき出せる最大の理由は、打者の手前で最後の瞬間に落ちる田中のスプリットが本物だからだ。

 メジャーリーグの全球場に設置されているスピード測定器システム「PITCHf/x」によると、田中はスプリットを3試合で74球投げているが、そのうち26球で打者を空振りさせているという。ヤンキースのラリー・ロスチャイルド投手コーチは、田中の決め球が最後の瞬間に突然落ちるため、打者にとっては「打つのはとっても難しい」と表現している。

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