メジャー無敗記録「不可能だとは決めつけたくない」　田中将大が現地メディアに語る

田中のメジャー1年目にかける野望の大きさ

　22日の宿敵レッドソックス戦で勝利投手となり、今季4試合の登板で3勝0敗と日本時代からのレギュラーシーズン連勝記録を31と伸ばしているヤンキースの田中将大投手がメジャー1年目で昨年楽天で成し遂げたシーズン無敗樹立の再現は不可能ではないと語り、話題となっている。ESPNが「田中は24勝0敗は不可能ではない、と言った」という大きな見出しで報じている。

　フェンウェイ・パークで昨年ワールドシリーズ王者相手に7回1／3を投げ、勝利投手となった田中はESPNのイアン・オコーナー記者からこんな質問を受けたという。

「昨年、楽天イーグルスで達成した24勝0敗という無敗記録をヤンキースで実現するのは夢物語か？　それともメジャー4試合先発で3勝無敗。奪三振35、四球2というピッチャーには目指すべきゴールなのか？」

　田中は通訳の堀江慎吾氏を介して、こう語ったという。

「正直に言うと、確率はゼロではないと思います。なぜそう言うかというと、僕はマウンドに上がるたびに、毎試合、目の前の相手を倒したいと思っている。だから、不可能なことだとは決めつけたくない」

　7年契約1億5500万ドルの大型契約でピンストライプの一員となった田中のマニフェストは勇敢だった。

「もしも、可能性があるのなら、そこに向かいたい。いつもマウンドに上がるたびに、勝つために頑張っている。それこそが僕がやろうとしていること。（24勝0敗が）どんなに厳しい使命なのかは十分に理解しています」とも語り、メジャー1年目にかける野望の大きさを示したという。