一岡竜司も新天地で躍進 FA人的補償で加入した選手の開幕からの貢献度は?

未だ無失点の一岡、正捕手の座をつかみかけている鶴岡

 プロ野球が開幕して約1か月が経過した。巨人の大竹寛投手や、横浜DeNAの久保康友投手らがローテーションを守り、巨人の片岡治大内野手も5月1日の試合では不振の坂本勇人内野手に代わり、1番打者を務めた。彼らはFA権を行使して、新天地に活躍を求めた。そして、その裏では人的補償で移籍した選手もいる。彼らの開幕からここまでのチームへの貢献度はどうだったのだろうか。

★一岡竜司(広島←巨人)
13試合1勝0敗8ホールド 防御率0・00

 広島カープ快進撃の立役者の一人。いまだに1点も失っていないところは見事。古巣の巨人戦には4試合に登板し、4回3奪三振。4月27日のマツダスタジアムではその巨人からプロ初勝利を挙げた。お立ち台に上がり、「カープに来て、ちかっぱ良かったっちゃけど」と福岡弁で「広島に来てとても良かった」と話すなど、ファンの喝采を浴びた。

★鶴岡一成(阪神←横浜DeNA)
15試合40打数11安打 打率2割7分5厘

 阪神が甲子園10連勝を飾った4月30日の夜。虎党の視線の先でお立ち台に上ったのは久保康友の人的補償でベイスターズから移籍したベテラン捕手だった。初めての甲子園でのお立ち台とあり、「えーっ、鶴岡です。よろしくお願いします」と自己紹介から入った。開幕から4月まで、鶴岡が先発マスクをかぶった試合は9勝1敗と好成績を残すなど、正捕手の座をつかみかけている。今月1日の試合は敗れはしたが、2打数2安打と打撃の好調さを見せた。

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