中継ぎで好投のメッツ・松坂大輔 先発復帰の可能性はあるのか

見事なロングリリーフを見せた松坂

 左中間のブルペンから颯爽とヤンキースタジアムのマウンドへと走っていった。現地時間13日のヤンキースとのサブウェイシリーズ。メッツの松坂大輔投手が11対5と6点リードのシーンで、先発のウィーラーの後を受けて登板した。

「ウィーラーの気持ち考えるとあそこはしっかり抑えないといけないと思いました」

 5回1アウト、走者は1、2塁。点差があるとはいえ、ヒッターズパークとして知られるヤンキースタジアム。勢いを与えてしまえば、逆転される可能性も十分にあり得る。ピンチの場面を託された右腕は、点差に関係なく、力で抑えにいった。

 ヤンキースで最も当たっているといっていい若き有望株のソラーテに対しては、速球系のボールを続けてレフトフライに。続くジョンソンからは見逃し三振を奪い、相手の流れを断ち切った。

 6回はロバーツ、ガードナー、ジーターと好打者たちを三者凡退。7回はエルズベリーにフォアボールを与えたものの、テシェイラを見逃し三振、マッキャンをライトフライ、そしてソリアーノも見逃し三振と圧巻の投球を見せた。

 8回に入るとボールが高くなったことや2巡目に入ったことも影響して、ソラーテにライトスタンドにホームランを浴びたが、許したヒットはこの1本のみ。今シーズン、初めての勝利を手にした。

 まさに力投。松坂のロングリリーフによって、メッツの勝利は確実なものとなった。しかし、松坂本人がこだわるのはあくまで先発復帰である。一時は野球の神様は松坂に微笑みかけた。ここにきて首脳陣が不調のヘンリー・メヒア投手を先発ローテーションから外す方針を固めたのである。以前、オリックスでも指揮を執っていたテリー・コリンズ監督は松坂も次の先発候補の1人であることを明かした。

 しかし、指揮官が選んだのは松坂ではなかった。23歳のドミニカ共和国出身の有望株、モンテロをマイナーから昇格させ、先発起用した。3Aのラスベガスで今季4勝1敗と結果を残したプロスペクトをここで使わない手はないと考えたようだ。能力と経験は松坂の方が断然上ではあるが、メッツには育てながら勝つ、というチーム方針がある。そのモンテロは14日のヤンキース戦では田中将大の前に敗戦投手となったが、6回3失点とまずまずのデビューを飾った。

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