ジラルディ監督がイチローの出場機会増を明言 「彼は我々に貢献し続けている」

イチローは今後もっとプレーすることになる

 今季限定的な起用を強いられてきたヤンキースのイチロー外野手について、ジョー・ジラルディ監督がついに方針転換を明言した。MLB公式サイトによると、22日のホワイトソックス戦を前に、起用機会の増加の方針を明らかにしたという。

 22日のホワイトソックス戦の0-3で迎えた9回表一死、イチローにようやく出番が訪れ、ライト前へ見事にヒットを放った。反撃のきっかけを作ったが、試合は2-3でヤンキースが敗れた。

 試合前の先発メンバー発表後に、ジラルディ監督は地元メディアにこう語っていたという。

「彼(イチロー)は今後もっとプレーすることになる。彼が先発しなかった理由は相手の先発投手が左利きだったからだ。簡単な理由だ。彼は我々に貢献し続けているし、素晴らしい仕事をしてくれている」

 相手の先発投手は故障者リストから戻ったばかりのメジャー屈指の左腕クリス・セール。この日6イニングを投げたセールから、唯一のヒットを放ったのは3Aから昇格して間もないソイロ・アルモンテ外野手だった。同選手はスイッチヒッターで、セールは今季左バッターからヒットを打たれていない。だから左打ちのイチローの代わりにアルモンテが先発したと、指揮官は主張しているのだ。

 イチローは今季開幕前に外野陣で大型補強を敢行したチームの強化方針により、スプリングキャンプ当初は外野の5番手という位置付けをされていた。代打や代走、守備要員など出場機会は限定されていたが、打率は3割6分9厘と結果を出している。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY