ジーターが“宣言通り”の活躍で田中将大の7勝目を後押し

ホワイトソックス戦前に4安打を“予告”

 25日のホワイトソックス戦で5打数4安打2打点の活躍で田中将大投手の今季7勝目を援護したデレク・ジーター遊撃手が事前に試合後のクラブハウスでのシャンパンファイトを宣言していたことが分かった。MLB公式ホームページが報じている。

 ジーターは7-1で勝利する試合前、後輩のブレッド・ガードナー外野手に「もし、今日4安打打つことができたら、シャンパンをクラブハウス中に爆発させてお祝いをするよ」と冗談まじりに話していたという。そして試合後のロッカーには、ブライアン・マッキャン捕手とブレッド・ガードナー外野手、ケリー・ジョンソン内野手が共同購入したカリフォルニア産のアルコールフリーの発泡ワインが「あなたの番ですよ」というメッセージ付きで置かれていたという。

「今日4安打打ったから、ちゃんとボトルが届いたのかを確認したよ。もしかしたら、送り返したかもしれないけどね」とガードナーは試合後に語っている。

「これからはそんな予告をどんどんしていこうかな」

 笑顔でこう語ったというジーターの打率は2割7分5厘にまで上がった。ジーターはすでに今季限りでの現役引退を表明。1試合4安打は2012年8月12日のホワイトソックス戦以来とも報じられており、その勇姿が今年で見納めとなることを惜しむ声は増している。

 カブス、ホワイトソックスとの連戦では、敵地にも関わらず、“キャプテン”の愛称を持つジーターの打席で多くの歓声や拍手が沸き起こっている。今季のヤンキースはジーターの「サヨナラツアー」とも呼ばれるほどで、本人も「シカゴでの2つのシリーズでファンの私へのもてなしは最高だった。いつまでも忘れないだろう」と語っているという。

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