田中将大のここまでの活躍は年俸37億円ペース!? 現地メディアが分析記事を掲載

ロビンソン・カノ、秋信守の評価は?

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岩隈のチームメートとなったカノ(中央)【写真:Getty Images】

 次に分析されているのは、マリナーズのロビンソン・カノ二塁手(前所属ヤンキース)だ。マリナーズはFAとなったカノを10年総額2億4000万ドルで獲得。「一般的に36歳から40歳の5年間に1億2000万ドルを支払うような契約はどんなチームにとってもいい契約とは言えない」と前置きした上で、「カノの場合、契約後最初の数年で年俸を超えるような働きを見せ、2023年に契約満了となるまでに帳尻を合わせていくことになる」と分析している。

 また今季の出来については2008年シーズン以来、最悪のペースとしながら、「打率3割3分はカノが確実性の高い選手であることを証明している」と一定の評価を与えている。現状のWARは「1・2」で、これを維持した場合、シーズン終了時点では「4・0」を見込めるとし、年俸2200万ドル分の働きとなるという。これは年俸に近い成績であることにも触れ、「カノは素晴らしい契約をゲットした」と結論付けている。

 レンジャーズが7年総額1億3000万ドルで獲得した秋信守外野手(前所属レッズ)についは、「1860万ドルの年俸と引き換えに、レンジャーズは出塁率の高い外野手を獲得した」とし、高い出塁率を評価する一方で、ここ数年間で守備力が低下している点を指摘している。

 同選手の現時点でのWARは「1・4」で、シーズンで見ると「4・6」に達するペースであると分析しており、この数字は2010年から13年までの数字と同程度だという。また、年俸に換算すると2530万ドルとなり、「秋は今年32歳となるため、契約の残り期間でこの数値が上昇することはなさそうだ」としている。合わせて、「契約満了となる2020年には総年俸通りの補強となるだろう」との分析結果も伝えている。

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