米メディアが特集 「第2の田中将大」は誰だ?
メジャーへの挑戦を表明している広島・前田
11月にポスティングシステムを使ってメジャー挑戦することを望んでいると紹介されているのは、広島のエース・前田だ。田中が昨年、メジャーでプレーする希望を楽天に伝えたように、前田もすでにその意向を明かしている。そして、メジャーのスカウト陣は右腕の米国での成功を信じているという。
あるメジャー球団の幹部は「彼は田中ではない。しかし、次のベストピッチャーだ」とコメントしている。
前田は最近、左脇腹の負傷に悩まされており、先週には日本ハムの大谷との投げ合いに敗れた。ただ、田中が日本で通算防御率2・30だったのに対して、前田は2・43。また、メジャーでは1つの四球を与えるまでに奪った三振の数が評価基準の1つとされているが、その数値は田中の4・50に対して3・75となっている。
田中が昨年、楽天での最後の1年間で「素晴らしいお別れツアー」を送ったのに対して、今年の前田は数字を落としている。防御率は2・68で、9イニングあたりでの奪三振率は昨年の8・1から6・7へと下がっている。それでも、前田の速球は最速95マイル(約153キロ)を計測し、田中のようなスプリッターこそないが、匹敵するボールを持っていると評価されている。
さらに記事では前田と並ぶ「第2の田中」の候補について、オリックスの金子千尋の名前も挙げている。ただ、金子に関しては、米国でのプレーに興味を持っていないために巨人に移籍するのではないか、とメジャー関係者は見ているようだ。