ジーターがファン投票でのオールスター出場回数でイチローに並ぶ!?

引退を表明しているジーターが最後のオールスターに臨む

 今季限りでの現役引退を表明しているヤンキースのデレク・ジーター遊撃手が、オールスター先発出場記録でイチロー外野手に並ぶ可能性が高まった。ニューヨークの地元紙デイリーニューズが報じている。

 今季のオールスター(現地時間7月15日・ミネアポリス)は1カ月後に迫っており、16日に4回目の中間発表があった。「スターパワー」という小見出しで報じられた記事によると、ジーターはア・リーグ遊撃手部門首位となる181万451票を獲得。キャリア通算のオールスターでの得票数が4531万5271票となっているという。

 野手のオールスター出場は、ファン投票での各ポジションのトップ当選、監督推薦、選手間投票で決まる。過去、オールスターに13回出場しているジーターだが、自動的に先発出場となるファン投票での選出となればキャリア9回目。外野手は3位までが出場できるとはいえ、ようやくイチローに並ぶという。記事によると、ファン投票で選出されたメジャー最多選手はカル・リプケン・ジュニアの17回となっている。

 今季、イチローはヤンキースの外野手5番手としてスタート。代打や代走などでの出番が多く、出場機会が減少した影響で、メジャー14年目にして初めてオールスターの投票用紙に名前が掲載されなかった。だが、ここまで打率3割2分と、規定打席不足ながらチームトップの数字をたたき出している。122打数39安打で、最近の先発6試合で3度のマルチヒットを記録するなど、結果を残している。

 イチローは15日(日本時間16日)のアスレチックス戦で2安打を放ち、マリナーズ時代の同僚のケン・グリフィー・ジュニア氏とメジャー通算2781安打で並んだばかり。来季以降、オールスターにファン投票で選出されれば10回目となり、「憧れ」のグリフィーに並んで堂々の3位タイとなる。走攻守にわたるオールラウンドの活躍で先発出場機会を増やしているイチローの巻き返しに期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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