ルーキーランキングで田中将大が1位 「高速スプリットはすでに球界で最高」

田中は“新人王ランキング”と“FA移籍選手の価値”両方でトップ

 ヤンキースの田中将大投手が新人王ランキングで首位を独走している。ESPNが「ルーキーランキング タナカが圧倒的」という特集を組み、レッズやナショナルズでかつて強化責任者を務めたジム・ボウデン氏が、実力者の揃う今季のルーキーの格付けを行った。その中で、衝撃的な活躍を続けている田中は首位に選ばれている。

 特集では日本人右腕について「もしも、今季が今日終われば、タナカはア・リーグのサイ・ヤング賞と新人王をダブル受賞するだろう。このレベルでのピッチングを続ければ、オールスターで先発するはず。田中は輝きを放ち続けている。彼の高速のスプリットはすでに球界で最高だ。スプリット以外のボールは相当過小評価されているが、制球も最高だ」と伝えている。

 メジャートップの11勝(1敗)、リーグトップの防御率1・99という成績を残している田中に対する評価は絶大だ。三振の山を築く宝刀のスプリットは球界最高との評価。また、「昨シーズンの“FA移籍選手の価値”という観点でも、田中はトップ」とし、田中に次ぐ存在として今季7勝3敗で防御率2・39のジャイアンツ右腕ティム・ハドソンと今季ア・リーグ2位の22本塁打をマークしているオリオールズのネルソン・クルーズの名前が挙がっている。

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