上原浩治が一時同点とされる2被弾も今季3勝目 絶対守護神の珍しい1イニング2被本塁打を地元記者も速報

上原の1イニング2被弾は2010年9月以来

 レッドソックスの上原浩治投手が22日(日本時間23日)のアスレチックス戦で6-4と2点リードの9回裏から登板し、2本のホームランを打たれて一時同点とされた。しかし、チームは10回表に主砲デビッド・オルティズのホームランで7-6で勝ち越しに成功。10回裏を無失点で抑えた上原は今季3勝目(1敗15セーブ)を挙げた。

 これまで圧倒的な安定感を誇ってきた上原だが、前日のアスレチックス戦でもサヨナラヒットを許すなど、珍しく勝負所で打たれる姿に地元記者もすかさず反応している。

 地元ラジオ局「WEEI」のレッドソックスの番記者、アレックス・スペイアー記者はツイッターで「1回に複数のホームランを被弾するのはウエハラのキャリア2度目」「最初に2本塁打を浴びたのは2010年のオリオールズ以来」と報告。上原はオリオールズ時代に先発を務めた2009年4月29日のエンゼルス戦で1イニング2被本塁打を許しているが、リリーフ転向後では2010年9月4日のレイズ戦以来だった。

 9回1アウトからスティーブン・ボート捕手に一発を食らうと、2アウトからピンチヒッターのジョン・ジャソにもまさかの被弾。この瞬間、地元紙ボストン・グローブの番記者ピーター・エイブラハム氏は「ウエハラはここ最近7人の打者との対戦で3本目のホームランを打たれた」と速報。上原は勝利投手となった18日のツインズ戦でクリス・パームリーにもホームランを打たれていた。

 この日、2イニングを投げ切った上原は23球を投げ、ストライクは18球。防御率は1・30となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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