田中将大が16試合連続QSで41年ぶりにメジャー記録に並ぶもメジャー初の連敗で3敗目 9回2死から痛恨の決勝ソロ浴びる

9回2アウトから痛恨の被弾 レッドソックスは上原が完璧なリリーフ

 そして、大記録がかかる6回。先頭のペドロイアに中前打を浴びたものの、二塁を狙った打者走者はアウト。初めはセーフとコールされたが、チャレンジで判定が変わった。続いてオルティスを一ゴロに打ち取ると、ナポリはまたもスプリットで空振り三振に仕留めた。

 開幕から続けてきたクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)は、ついに16試合連続に到達。デビューからの連続QSで、1973年にスティーブ・ロジャース(エクスポズ)がマークしたメジャー記録に41年ぶりに並んだ。

 ヤンキース打線は6回にブレッド・ガードナーがレスターから初ヒットを放ち、この回だけで3安打を放つも無得点。ただ、田中も7、8回は三者凡退と好投を続けた。

 103球で続投した9回は簡単に2死を奪ったものの、追い込んでからナポリに速球を右翼席最前部に運ばれて痛恨の決勝ソロを被弾。田中はマウンド上で呆然とした表情を浮かべた。

 レッドソックスは直後に上原が登板。カルロス・ベルトランを空振り三振、代打のイチローをセンターライナー、ブライアン・マッキャンを空振り三振に打ち取って1点のリードを守った。

 田中はオリオールズ戦に続いて今季初の連敗で11勝3敗。116球を投げてストライクは86球。リーグトップの防御率は2・10。上原は1回無安打2奪三振で17セーブ目。11球中でストライクは8球。防御率は1・23となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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