岩隈久志が6回1失点の好投で3試合ぶりの勝利 指揮官は「復調への足掛かりになる登板だった」と称賛

最近2試合の不安定な内容から抜け出した岩隈

 マリナーズ岩隈久志投手が3試合ぶりに勝利を飾った。打線の大量援護を受けながら、6回7安打7奪三振で1失点。初回に1死1、3塁のピンチを1失点で切り抜けると、2回以降は無失点に抑えて、今季6勝目(4敗)をマークした。

 球団公式HPでは、岩隈らしくなかった最近2試合について言及。6月20日のロイヤルズ戦では5回5失点、25日のレッドソックス戦では4回5失点し、防御率が2試合で2・59から3・48まで跳ね上がったが、この日は「ヒューストン(アストロズ)を相手に試合を作り、チームに3連勝をもたらした」としている。

 地元紙シアトル・タイムス電子版では、13点を挙げた打線を称えながら「岩隈は全得点を必要としていたわけではないが、助けになったはずだ」と指摘。「1カ月前にマウンドで見せたような圧倒的な投球内容ではなかったが、6回を1失点に抑える仕事を果たした」としている。

 また、マクレンドン監督は「決して最高の出来ではなかったが、復調への足掛かりになる登板だった」と称賛。序盤は制球に苦しみながら、回を追うごとに落ち着きを見せた岩隈について語っている。

 同じく地元紙タコマ・トリビューン・ニュース電子版でも、「打線の援護を受けた岩隈が、最近2登板で見せた不安定な内容から抜け出した」と評し、絶好調ではなかったが、次につながる登板内容だったことを伝えている。

 この日は83球を投げてストライクは64球。無四球で防御率は3・33となった。次回先発は7月7日(日本時間8日)に本拠地で行われるツインズ戦が予定されている。この日の勝利をきっかけに、一気に復調の波に乗りたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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