メジャー初登板で好投の和田毅が先発ローテ定着か カブス指揮官が「全ては可能だ」と可能性を示唆

マイナーで結果を積み重ねてきた和田

 カブスの和田毅投手が渡米3年目にして初のメジャー登板となった8日(日本時間9日)のレッズとのダブルヘッダー第2戦で5回1失点(自責点0)の好投を見せた。後続が打ち込まれ、初勝利を逃した。試合も5-6でサヨナラ負け。惜しくも勝利の付かなかった和田だが、リック・レンテリア監督は賞賛し、今後の先発起用を継続する可能性も示唆した。地元紙シカゴ・サンタイムズが報じている。

「彼はボールを低めに集め、変化球を巧みに織り交ぜていた。ストライクも決まっていた。彼のピッチングに対するレポートは実に正確だった。彼自身のピッチングができたことは実に素晴らしいことだ」

 和田の力投をブルペンが台無しにした悔やまれる一戦で、光明となった33歳の“オールドルーキー”を指揮官は称えていた。

 和田は2011年シーズン終了後にソフトバンクからメジャー挑戦に踏み出し、オリオールズと815万ドルの2年契約を結んだ。しかし、左肘の靭帯を痛め、トミー・ジョン手術を実施。そこから長きに渡るリハビリの日々となった。

 オリオールズ傘下3Aノーフォークでメジャー昇格を目指したが、チーム事情もあり、デビューを果たせないまま自由契約に。今シーズン前にカブスとマイナー契約を結んだ。今季、3Aでは9勝5敗、防御率2・66と結果を残し、マイナーリーグのオールスター戦に選出されるほど結果を積み重ねてきた。

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