ダルビッシュが6回6失点で5敗目 被安打10、自責点6とも今季自己ワースト

リードを守り切れなかったダルビッシュ

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのアストロズ戦に先発し、6回を投げ10安打8奪三振6失点で5敗目(8勝)を喫した。被安打10、自責点6はいずれも今季自己ワーストで、防御率は2・97となった。

 初回は力強い投球を見せ、先頭のアルトゥーベを153キロのストレートで空振り三振に。2番のグロスマンにはセンターオーバーの二塁打を許したが、3番スプリンガーをショートゴロ、4番シングルトンをカーブで三振に仕留めた。

 上々の滑り出しを見せたエースを打線も援護し、1回に1点を先制。しかしダルビッシュは2回2死から7番コーポランにライト線への二塁打を打たれ、続く8番ヘルナンデスに三塁打を浴びて同点。直後、ワイルドピッチで逆転を許した。

 レンジャーズ打線もその裏の攻撃ですぐさま反撃。2本のヒットと四球で無死満塁とすると、1死後にロバートソンの2点適時二塁打で逆転に成功。さらに秋の犠牲フライで4-2と突き放した。

 しかしこの日のダルビッシュはリードを守り切れない。3回、先頭のアルトゥーベに右中間に二塁打を打たれると、続くグロスマンにタイムリーヒットを浴びて1点差に。4回はいずれもカーブで三者連続で空振り三振に切って取ったが、5回にグロスマンに同点のソロ本塁打を許した。

 さらに6回に1死1、2塁からコーポランにレフト線ギリギリに落ちる2点適時二塁打を浴びて4-6。その回でダルビッシュは降板した。

 レンジャーズはその後もリードを広げられ、4-8で黒星。エースの登板試合で痛い敗戦を喫し、これで4連敗となった。

 ダルビッシュはこの日、109球を投げてストライクは78球。7月15日のオールスターゲーム前最後の試合で9勝目はならなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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