松坂大輔が今季最多の120球・10奪三振も、6回4失点で勝敗つかず

試合はメッツが逆転勝利を飾る

○ナショナル・リーグ メッツ5-4マーリンズ(12日・ニューヨーク)

 メッツの松坂大輔投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのマーリンズ戦に先発し、6回4失点でマウンドを降りた。松坂は最速93マイル(約150キロ)の速球を軸に今季最多の10三振を奪ったものの、4安打4四球1被本塁打で4点を失い4勝目を挙げることはできなかった。

 1回は3者凡退、2回も四球でランナーを一人出しながら無失点で切り抜けた松坂だが、3回先頭のヘチャバリアに二塁打を許し、犠打と四球で1死1、3塁のピンチを迎える。2番・ソラーノの打球はゴロに打ち取ったが、これをサードのライトが後ろにそらし、マーリンズに先制点を与えた。なおも1、2塁にランナーを残すが、3番スタントン、4番マギーを連続三振に打ち取りピンチを脱した。

 4回を三者凡退で終え、5回も簡単に2死を取った松坂はリズムに乗るかと思われたが、1番のイエリッチにカウントを取りに行ったボールをはじき返され、これが右中間スタンドへ飛び込む本塁打。マーリンズに2点のリードを許してしまう。

 5回裏、メッツはディアルノー、ニーウェンハイスの連打で無死2、3塁のチャンスを作り、内野ゴロとスクイズで2-2の同点とした。

 味方に追いついてもらった松坂は6回表のマウンドに上がるが、1死からマギーを四球で歩かせると、ジョーンズ、オズーナに連続二塁打を打たれ、2点を勝ち越された。その後、2三振を奪って何とかピンチを切り抜けたものの、この回でマウンドを降りた。

 松坂は今季最多の120球の熱投でストライクは77球、勝敗は付かず3勝3敗のままで、防御率は3.55となった。

 試合は7回裏にメッツがヤングの2ランで同点に追いつくと、8回裏にキャンベルの勝ち越しタイムリーが飛び出し、5-4でメッツが勝利した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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