イチローのベンチスタートは“特別休暇”!? 7試合1安打の打撃は復調するか

ジョンソンの負傷で再び外野手が3人体制となる可能性も

 ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は22日(日本時間23日)のレンジャーズ戦で8試合ぶりに先発から外れたイチロー外野手に特別休暇を与えたことを明かした。MLB公式サイトが報じている。

 この日のスタメンは捕手のブライアン・マッキャンを一塁にシフトし、三塁手のケリー・ジョンソンをライトで起用。イチローは11回の守備からライトで途中出場し、ヤンキースは延長14回の死闘の末に2-1でサヨナラ勝ちした。試合後にジラルディ監督は「(イチローに)1日休暇のようなものを与えたかった。我々は長い連戦の最中にいるからね。これからやってくれると思う」と期待を寄せている。

 イチローは守備で高いパフォーマンスを見せているが、ここ7試合でわずかヒット1本と珍しくバットは湿り、打率も2割8分まで下がっている。右肘骨棘障害の影響で指名打者に固定されていたカルロス・ベルトラン外野手が守備練習を近々開始させる予定で、ジラルディ監督はイチローやジーターらベテラン選手をDHで起用して休養を与えるプランも示していた。

 ヤンキースは22日にパドレスの主砲チェース・ヘドリー内野手をヤンガービス・ソラーテ内野手、マイナー投手との交換で獲得。ジラルディ監督は正三塁手として起用する方針で、本職は内野手のジョンソンを外野と併用する考えを示し、「現在、外野を3人で回している状況。(ジョンソンを入れることで)休ませながら起用することができる」と説明していた。これにより、イチローの出場機会は減少する可能性も出てきていたが、レンジャーズ戦で先発したジョンソンは試合中に足の付け根付近を負傷し、イチローと交代。MRI検査を受けるアクシデントに見舞われた。

 ジョンソンの負傷の程度によっては、再び3人の外野手の体制で戦うことになる。これまでコンスタントに試合に出続けることで結果を残してきたイチロー。今回の“特別休暇”でリフレッシュし、再び当たりが戻ることに期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY